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富士ヒルに参加してきました!

2022年8月31日

スタッフブログ

こんばんは。BICYCLE STEPの谷口です。

突然ですが、皆さんは山がお好きですか?
僕はお好きです。
木々に囲まれて自然を楽しみ、春は雪が溶け程よくなった気候に桜も見え、夏はうだるような暑さの中水を被り高い標高で涼を得て、秋は紅葉を狩り、冬は路面凍結の恐れがあるのであんまり登らない方がいい。そんな山がお好きです。

 

皆さんはそんな山好きにもってこいのイベントが存在するのはご存知でしょうか?
そう、富士ヒルクライム
今回は、有給を使ってまで山に登りたい超山好きなお客様達と富士の山を登ってきました(出走はバラバラ)
ということで
行くぞ!!!

〈出走まであと数時間〉

6月11日、天気は見事に雨のち雨です。
…正直、天候なめてました。予報では出走当日も雨です、たすけて仙道。

 

ありがとう仙道。でも予想はしてました、前日のBICYCLE STEP富士ヒル講習で、山の天気は不安定なので晴れる事は90%有り得無い
と習いましたので。
マジです。
前日受付なので、雨ですが会場に来ました。アクシデントもありましたが、無事受付を終えて出店ブースへ。各メーカーが試乗車や試着サンプル、販売も行っており、見ているだけでも脳汁ドバドバ、天国ってこういうところなんだと思います。

自転車メーカーの最高峰TREKの日本支部、トレック・ジャパンもブースを出しておりましたので、トレックへの信仰心をアピールしてきました(通行人が見てきて恥ずかしかったです。スケベ!)

恥ずかしくて顔なくなっちゃいました。

ところで、富士ヒルは「登るときよりも下るときの方を考えろ」と言われるくらいゴール後がつらいレースです。下りはとてつもなく寒いと聞いてはいたので、私も準備バッチグー!雨合羽を着て下ることで風を完全にシャットアウトする戦法で準備をしました!
富士の下りは僕のものです。勝ちました。お世話になってるTREKの豊◯さんに褒めてもらいましょう。
豊◯さん「絶対だめ」
絶対だめだそうです。富士をなめてはいけません。
その日は最後の晩餐を楽しみ、富士五合目の空き物件を探しつつ21時には寝ました。明日はもっといい日になるよね、Madone 2.1 (2012)!
ヘケッ!
6/12     AM3:30
4時に目覚めようと思ったら3:30に起きてしまったので、胃を起こすためにカップ味噌汁を沸かしました。温かい汁物、普段朝ご飯を食べない人でも食欲が沸くのでまじでオススメです。
胃を起こした後は、お米を食べないと気が済まない人なのでおにぎりを4つほど食べました。「前日やレース前はストレスを溜めない方がいい。何ならレースのために我慢してたお酒を前日の夜に少しだけ飲むのもいいと思います。」前日の会場のTREKのブースで富士ヒル講習を行っていた◯田さんはそう教えてくれました(さすがに21時前に見つけたラーメン屋は我慢した)
ゼリーも飲んで補給はバッチリです、あとは天候に合わせて装備を整えるだけ。前日予報では雨、4時には雨は上がっていましたが、変わらず富士山頂付近には厚い雲がかかり、彼女の機嫌は火を見るより明らかです。でも雨の日は追い風も多いと聞きますし、こうなることは予想していたので、当店でもおすすめのボディケアオイルのパイオニア、イナーメの富士ヒル三銃士を連れてきました。
富士ヒル三銃士とは?
ベリーホットオイルは体をジンジャーやペッパーなどの成分で温めてくれます
ボディバターは会場の低い気温に負けて体が冷えないように保温します
レインジェルは雨を弾きます
そんな富士ヒルクライムのために作られたようなオイルたちです
これで雨が降っても、半袖ジャージでもだいじょうV!
駐車場から会場まではもちろん自走で行きます。ちょっとだけ登るのですが、前日にバスで見たよりも本当に少しでした。あざみラインもこれくらいだったらいいな。

会場につきました。

会場は予想通り寒く、会場入りの前に駐車場で塗った富士ヒル三銃士が仕事をしてくれております。雨は上がっておりますが、まだまだ太陽は厚い雲に覆われ、路面は雨で濡れてますので、かなり気温は低い状態でした。
入ってすぐの検温所で検温を済ませ、インドの列車くらい混むトイレの順番を待っていると、暖かな太陽の光が厚い雲の隙間から路面を照らしました。晴れです。富士ヒル三銃士が泣いてます。まぁ、どっちにしろ待ち時間寒かったのでベリーホットは前日から大晴れじゃない限り絶対塗った方がいいと思います。よかったね、富士ヒル三銃士。
ところで、トイレ待ちの前の人が「出走時間間に合わない」と焦っておりましたが、ぶっちゃけこっそり次の出走に混ざってもバレません。っていうか計測地点前で仲間を待ってる人もいるので、あんまり問題ないんだと思います(できるだけ時間は守りましょうね)

出走

出走時間になりました。陽が出てもスタート地点の標高はなにげに1000m程あるのでどっちにしろ寒いです。ボディバター塗ってよかった。
写真
さて、前情報では「なにげに平坦が多く、同じくらいの目標の人と走るほうが休めて楽に登れる」 とのことですのでパレードランで目標が一致する人を探してきます。同じTREKに乗ってる人や、前に行こうとする人に片っ端から話しかけましょう。
※後ろから急に話しかけると驚いて逃げられるのでので注意しましょう、自転車乗りは繊細なのです。
今回は五人に話しかけて全員完走狙いでした。実質ロイヤルストレートフラッシュですが、あんまり嬉しくありません。誰か富士ヒルのマッチングアプリ作って。
その時は「仕方ないから計測地点から乗れるシルバー行特急を探そうとか」考えてましたが、なんやかんやそんなに甘くなかったです。
結果を狙う人は皆そのウェーブの前の方に行ってしまうみたいなので、タイムを狙う方は前の方に行くことを強くお勧めします。人がいないってだけで本当に初っ端から心が折れちゃうので。
さて、走る前や、計測区間までの話もなくなってきたので、今回感じた富士ヒルクライムに出るメリットをお伝えしましょう。
 

<<富士ヒルクライムに出るメリット>>

ドンドンパフパフ。

1.落車による大事故が起きづらい

 
みんなスピードが平坦より遅くなるので回避しやすい、前輪がハスるとかトレイン組まない限りほぼ起きない。安心できますね。安心できるので私は来年も走るでしょう。
 

2.平坦がちょくちょくある

 
前情報の通り、割と何回も平坦がくるし、最後に関しては結構長い距離平坦なので、そこでアウターに入れてガンガン加速するのがすごく気持ちよかったです(小並感)山嫌いでも割と楽しめる…かも?
この楽しさのために、私は来年も走るでしょう。
 

3.景色が良すぎる

 
久々に「自転車でこんなところまで来たんだ…」って思うくらいの絶景。晴れだからってのもあったのかもしれませんが、空気がとても澄んでて、遠くの山を上から見下ろして雲の横を駆ける。泣きそうになるくらいの絶景でした。あの景色だけで登る意味があると思います。かくいう私も、写真を撮れなかったことを未だに引きずってるので、あの景色を見るためだけに来年も走るでしょう。
 

4.達成感

 
やばいです。脳汁がドバドバ出ます。これ法的にOKなの?ってレベル。
後半の平坦に入った時点ですごい達成感(ゴールしてないのに)が押し寄せて、既に限界の心拍を最大まで押し上げ、表情が勝手に緩み、限界の脚に力が入ります。疲労感を超える達成感が気持ち良すぎるので私は来年も走るでしょう。
 
5.涼しい
 
寒いくらいですが、きっと夏頃にはいい気候になってるでしょう。近所に一つ富士山がほしいくらいです。今年サンタさんにお願いしようかしら。
 

6.自転車が多い

 
当たり前ですが、色んなメーカーやいろんなパーツを使ってる人がいます。もう右見ても左見てもオーナーさんのこだわりが見えてきます。眼福….
時間に余裕を持って会場入りしたのでかなり待ち時間がありましたが、全く飽きませんでしたので、来年も時間に余裕を持って会場に行くでしょう。
 

7.自慢できる

 
「俺自転車で富士山登ったんだぜw」って言えます。
これを言うために来年も(以下略)
 

8.写真を撮ってもらえる

 
登ってる必死な写真をいい感じで撮ってもらえます
そしてそれを買えます。(写真は現像して郵送してくれるみたい)
遠方に家族がいる人には嬉しいですね、元気な姿を見せられるので。
この為(略)
 
 
私も家族が買ってくれました。LAKEのシューズのグリーンがいい感じですね。(自慢)
                  


 
まだまだ伝えたいことはありますが、キリがないので割愛。あとはキミの目で確かめてくれよな!!!
 
ゴール後は、すぐ預けていた荷物を受け取りに行くもよし、先に出走していた仲間と話すもよし、受け取ってすぐ下山するもよし、自由な時間となっています。私も、先の出走だったお客様たちと合流しましたが、皆さん全く疲れたような顔はしておらず、むしろいつもよりもいい表情をしてました!


 

まとめ

 
すべてはエントリーから始まった富士ヒルクライムですが、殆ど勝手がわからない状態で練習をしながら本番までの日数を指折り数える感覚は部活以来で(自転車部じゃないけど)懐かしい感覚が楽しかったです。前日の受付会場のお祭り感、大阪から離れた地で馴染みのお客様や、以前シクロクロスで知り合えた方と会えたときの安心感はもちろん、前日の会場や当日出走前に知らない方と話す楽しさ。「日本一有名」でも全く未知の山に挑むという心の高鳴り、スタート合図に、目に映る個性的な自転車の数々。標高が高いが故のしんどさももちろんありますが、それを全て吹き飛ばしてしまうようなふとした時の絶景。
残念ながら今回目標達成は叶わなかった私ですが、「走ってよかった」そう思えるレースだったと感じます。私は来年も、再来年も、目標達成しても、きっとこれからも毎年懲りずに富士ヒルクライムにエントリーするでしょう。皆さんもマナーはしっかり守り、来年再来年の富士ヒルクライムを楽しんでください。
 

             

 
それでは、これからお仕置きライドに出かけますので失礼いたします。

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